羅列はしたけれど

 今日は二十四節季の“大寒”、二十四節季は立春から大寒迄ほぼ15日毎に巡ってくる、月の満ち欠けとも重なって、農事暦ともなっている。

 通常国会が開会された、提出された法案は当初61本ほどを予定していたようだが、昨年の通常国会で廃案となった「出入国管理法改正案」の再提出を見送った。病床確保を強化する「感染症法改正案」や、コロナウイルス対応の「特別措置法改正案」等“対決法案”を見送り58本となるそうだ。 一方施政方針演説では新型コロナ対策を最優先課題として、ワクチン接種の前倒しや医療供給体制の強化を訴えたが、GoToトラベルやワクチン検査パッケージ制度の言及は消えたと報じられている。 岸田首相が誕生から訴えている「新しい資本主義」も具体策は未だ見えてこない。 農林水産業については「輸出の促進とスマート化による生産性向上で、成長産業化を進める」よりも必要なのは後段触れただけだった「家族農業や中山間地域農業」ではないか。そのために必要なのは「食料自給率の向上」と「地球温暖化抑制」に取り組むべきだ。

 岸田内閣は、課題を共有(羅列し並べ)はするが、それは“争点隠し”でもある。全ては参院選なのか、印象がソフトであるだけに厄介だ。

<[15]松納、佐々木・牧野労う会、[資料]政府提出法案(1/14道新)、施政方針のポイント(1/18道新)、代表質問(1/20東京)、>