参院選後半戦

 7/22に公示された参院選も12日目、参院選も中盤から終盤へと突入している。北海道選挙区は3人の定数に12人が立候補、これダム多数の人が立候補すると、色々な知り合いが錯綜して選挙用語でいう“選挙地図が変わる”全く読めない戦いとなっている。

 今選挙の最大のテーマは「物価対策」である。4月の物価上昇率は2.1%と発表された。一方賃金は今年の春闘で2.11%(\6,319)家計費は4人家族平均で\285,409なので\6,022/月となり既に賃上げ分は飛んでしまっている。物価は今後も上昇は予定されており5%代との予測が出ている。輸入資源の高騰と円安によるもので、アベノミクスの完全な失敗である。 野党が「消費税減税」を訴えると、茂木幹事長は『消費税減税なら、年金を3割カットだ』と言い放つ、驕りによる“恫喝”だ。

 岸田首相は、ウクライナ侵攻に便乗して、防衛費を2倍にして敵基地攻撃(反撃能力)だと言い出した。積極加害者になろうというのだ。 これこそ正しく“ショックドクトリン/惨事便乗資本主義”の典型だ。小2の少女に『こわいを知って、平和がわかった。忘れないようにずっとポケットに入れておく。』などと云わせてはならない。

 世界的な“食料危機”の中で政府は水田活用交付金を見直すと言い出した。農業をどうしたいのか、自給率37%特に小麦14%・大豆7%・砂糖32%の我が国において、水田にこうしたものを作ってもらう転作こそが必要なのではないか。田んぼに畔をつくることではない。 “論理矛盾”ではないか。 参院選はこうしたことが問われている。しっかり見極めよう。

<[21]名寄後援会、[来訪]勝部参議、鬼ケ原元秘書、[24]ライオンズ最終例会、[資料]転作(6/11日経)、糖価(6/11日経)、小麦輸出(政府資料)、物価対策(選挙公約)>