参院選の結果から

 参院選挙は自民党が改選過半数の63議席を確保し、改憲勢力(4党+)は95議席を得て、非改選を合わせると179議席となり3分の2(166)を超えてしまった。日本社会が右傾化していることを危惧する。

 参院選の結果を受けて行われた世論調査を見ると、共同通信は【改憲】急ぐべき37.5%、急ぐ必要ない58.4%だった。ところが読売新聞は、改憲期待58%、期待しない37%だという真逆の結果なのだ。世論調査がこんなに不確実なものかと改めて考えさせられる。【優先課題】では、共同は物価対策42.6%、年金医療・介護12.3%、子育て・少子化10.4%に対し、読売は(複数回答)景気雇用91%、物価80%、外交。安保76%、年金。社保37%となっていて、改憲37%だというのだ。粗類似しているものの設問による世調の怖さだ。

 今参院選のもう一つの特徴は女性候補だ。立候補者は181人で全候補545人に対し33.2%と3割を超えた。当選者数は35人で当選者の28%となった。一応過去最多なのだが、13日にWEFが発表した「ジェンダーギャップ報告」によると日本は146か国中116位という恥ずかしい結果が報告されている。、パリテ(男女同数)やクオータ制(一定数を女性に割り当てる)を導入している西欧に学ぶべきだ。

<[7/1]徳永本隊車、[5]石川候補、[6]ライオンズ会長就任、[14]川西神社祭、[16]労農市民会議、[資料]国会勢力(7/12東京)、女性議員(7/12道新)、ジェンダーギャップ(7/14東京)、>