多様性と調和

 コロナ禍の中、ドタバタを繰り返しながら、東京五輪(オリパラ)が始まった。この大会を目ざしてトレーニングを積んできたアスリートには頑張ってもいたいと心から願う。第5波コロナ感染も危惧される中世界的なイベント遂行に尽力されている医療関係者の必死の取組みにも頭が下がる。菅首相の『やめるのは簡単、挑戦するのが役割』発言は無神経すぎる。

東京五輪のテーマは「多様性と調和」だ。国立競技場のデザインやり直し、ロゴマークの変更、・森組織委員長の女性蔑視発言、佐々木総括責任者の容姿侮辱発言、開会式楽曲担当小山田氏や開閉会式の小林ディレクターの過去発言による辞任等々、「多様性と調和」が恥ずかしい事態が続いた。 五輪の理念も変遷した、昨年3月大会の1年延期を決めた時は「人類が新型コロナに打ち勝った証として、…」と言っていたが、感染が治まらない中では「安心安全の大会」と言い、最近は「子供や若者に夢や希望を与える最高の機会に」「世界が一つになれる」と理念までも変転させてきた。

この度程“五輪とは何か”“平和の祭典”を考えさせられたことはない。アスリートのひたむきさに興奮し、彼らのコメントに感動する。心から参加アスリートの奮闘を祈る。

<[17]6区看板、[18]自治労道北地本、[20]道農連リモート要請、[24]土曜街宣、[25]小麦収穫、[資料]新エネ計画(7/22日経)、五輪迷走(7/23読売)>