後半国会へ

 過去最大106兆6,097億円の202年度予算が参議院で可決され成立した。我々は共産党・国民民主党と共に、コロナ対策などに30兆円をもとめる組み替え動議を提出してきた。政府のコロナ対策はどうしてもスピード感がない。PCR検査は遅々として進まない、医療現場の逼迫も携わる医師・看護師の手当ても施設も具体策に踏み込めないでいる。リバウンドの声がある中非常事態宣言を解除、GoToを再開しようとさえしている。何よりも感染封じ込めが最優先ではないか。首都圏も宮城や大阪もマンボウ(蔓延防止法)状況だ。

 今国会では“政治とカネ”“接待疑惑”が表面化して、大きな議論となった。総務省の接待問題は、菅首相の長男が関わっている東北新社(映画の配信会社)が衛星放送に乗り出そうとしている最中に許認可権を持つ総務省の幹部と会食を繰り返していたという問題である。更にNTTとも同じような会食接待が行われていたことも明らかになった。菅政権の目玉政策デジタルと携帯電話に関わっての疑惑であり深刻だ。 農水省の献金疑惑(既に起訴)はOIEから養鶏業についてアニマルウェルフェア(動物福祉)を求められている最中に農水大臣が献金を受け、幹部と共に接待を受けていたというものだ。しかも業者あるのは参院選最中の広島県である。もう一つ私立幼稚園連合会の4億円に上る使途不明金は、幼児教育の無償化の政策決定や森友学園の認可の時期と重なる。何れも政策決定の最中であり政策が歪められた疑惑は深まる。

国会は前半の予算が成立し、後半は各委員会を中心に法案審議に入るのだが、なんとその法案24法案・条約に記載間違いが発覚、正誤表に正誤表を提出という情けない状況である。官僚の本来業務であまりにも初歩的なミスで、情けない限りである。

<[23]鳥獣対策打合せ、NN事業ヒア、[24]種子法打合せ、北海道議員会、終末期医療議連、農水部会、[26]鳥獣対策ヒア、[27]土曜街宣、[資料]21主な予算、菅政の権成果と課題、>