ヘイト、将来、居場所

 ここ10日余りで「無理解・差別」「これでいいのかな~」と考えさせられるニュースが続いた。一つ目「アイヌ民族に対するヘイト」だ。悪意はないらしいのだが、余りにも配慮を欠いた発言だったといわざるを得ない。気にかかるのはその後のツイッターでの誤った認識の心ない投稿が相次いでいることだ。一方「知らなかった」と投稿した人について無知だと責める動きもあるという。知らないことに非はない、批判し合うのではなく問題意識を共有することが必要とマユンキキさん(ウポポイを歌うグループ・マレウレウ)は訴える。

 2つ目は、第一生命保険の調査で「将来なりたい職業ランキング」で、小中高生がなりたい職業のトップが「会社員」になったことだ。小中高の男子と中高の女子で一位なのだ。過去にトップ10入りしたのは89年以降僅か3回それも9位だという、世の中の雰囲気は子供に影響するというが、コロナ禍の下、親の在宅勤務の姿が評価されたのか、自営や起業をリスクと考えたのか、何とも複雑である。

 3つ目は大震災以後日本を見続けているダニエル・P・アルドリッチ氏の提言だ。「ソーシャル・キャピタル(社会的資本)の一つである人々の繋がりは、防護提などのインフラより効果的だった」といっている。ハードインフラも必要だが、日頃の居場所づくり(社会的インフラ)が復興の大きなテーマであることを考えよう。

<[17]農水委員会、農水部会、経済政策調査会、[18]国交部会、[20]川西老人ク50周年、土曜街宣、[21]市民の会街宣、[資料]省庁会食届(3/11朝日)、>