年の瀬の国会

 コロナ禍の2020年もあと10日余りとなったが、『コロナに年末年始はない』と同様に国会も「コロナ特措法」と「安倍前総理の国会招致」で、慌ただしくなっている。

 新型コロナ感染症について、入院勧告などの強い措置がとれる「指定感染症」の延長の方向に向かっているが、新型インフルエンザ対策特別措置法を改正し新型コロナウイルスを対象とし、休業・時短の要請・指示の権限と、支援・立ち入り・罰則の措置。知事による緊急事態宣言の発出・解除を国に要請できる などが議論の対象だ。ただし私権の制限強化は慎重でなければならない。

 「桜を見る会」が発覚したのは昨年11月のことである。不可解(恣意的)な招待名簿、取分け前夜夕食会の費用補填問題で安倍前首相は『会費を徴収しその場で領収書を手交した』と答弁してきたが(118回)一流ホテルで一人5千円は不自然であり、ホテル側の領収書がない、後援会の収支報告書の記載がないなど疑惑まみれである。国会という公開の場で説明するのは当然の“義務”である。

<[21]管内事情調査、[資料]特措法12/19読売、政治とカネ12/19読売、>