検察官にげた発言

検察官の定年延長問題で、意味不明の答弁を繰り返している森法相が今度は『大震災の時、検察官が最初に逃げた』などという、事実に基づかない答弁をして、謝罪に至っている。検察官を掌握する法相が検察官を貶めるような発言をする真意を測りかねる、というより呆れるばかりだ。

『権力は自らの嘘に囚われており、そのため、すべてを偽造しなければならない』 (チェコ・ハベル大統領:3/1東京新聞)『過去を偽造し、未来を偽造する。統計を偽造する。(中略)人権を尊重していると偽る。誰も迫害していないと偽る。何も恐れていないと偽る。何も偽っていないと偽る。(中略)それゆえ、嘘の世界の中で生きる羽目になる。』

立憲デモクラシーの会は法学的な根拠として、一般法と特別法の間に齟齬・抵触がある時は特別法が優先する。検察官の人事ルールは国政上の最重要事項の一つで、国会の審議・決定を経ずに単なる閣議決定では決められない。定年延長には「十分な理由」が必要なうえ、人事院規則は認められる場合を限定列挙している。今回の検事長のケースはいずれにも当てはまらない。

<[16]役員会、[17]農水部会、[18]静岡4区田中氏推薦、[19]食農村基本計画質疑、農水部会、[20~22]管内調査、>