亥年の一年

年の初めに亥年に係って「猪突猛進」だの「猪武者」と言っていたら、今年は本当に猪に突っ走られた。CSF(豚コレラ)が猛威を振るっている。被害は51例1府8県(野生猪12県)13万頭に及ぶ。未だ終息の兆しは見えない。

野党共同会派として「家伝法」の改正に取り組んできた改正案を対策本部長として24日農水副大臣に要請した。農水省も来年の通常国会に改正案の提出を考えている。自民党も改正案をまとめている。我々の主な改正点は、家伝法は都道府県の自治事務となっているが、伝染病には国の関与を強めることだ。地域連携協議会を設置して、ワクチンの使用と、養豚農家の衛生管理基準の徹底。ASF(アフリカ豚コレラ)の侵入も危惧される中水際対策を強化することなどを提言した。家伝法でいわれ続けてきた「高位平準化」を徹底することなのだ。

今年を振り返ると、香港で雨傘運動の周庭(アグネス・チョウ)は「民主運動をあきらめない」と権力と闘い続けた。米誌タイムスが今年の人に選んだ、スウェーデンのグレタ・トゥンベリは高校生ながら気候変動問題を訴え続けた。アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師は「武力があれば、軍事力があれば、自分の身を守れる、というのは迷信です。武力が安全をもたらすものか、丸腰で行う用水路建設が教えてくれる」との信念で地域の絶対的信頼のもと地域振興に捧げた。私たちは、しっかり噛み締めなければならない

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