一強の驕り・長期の綻び

 安倍政権(第二次)は憲政史上歴代2位とかいって6年半になる。与党が3分の2を占める現状では、ある種 “やりたい放題”である。「安保法制」「特定秘密保護」等々の強行採決。「教育無償化」「ハラスメント」等々では一切の修正に応じず、「原発ゼロ法」はたなざらしのままだ。「森友・加計」「勤労統計」等々では、情報の隠ぺい・改ざんの連続である。

 今国会も終盤であるが、一強の驕り際立っている。 ■「年金老後2000万円問題」夫婦二人で年金20.9万円だとすると生活費26.3万円で月々5.5万円不足する、人生100年時代あと30年生きるとすれば2000万円不足するというのだ。これは厚生年金のモデルケースで、国民年金だと夫婦で15万円程度、この倍必要になる。政府は自ら諮問した報告書を受け取らないという奇策(驕り)に出た。重要なことはこの試算をもとに本当の「100年安心」を議論することなのだ。 ■「イージス・アショアの候補地選定問題」先に候補地ありきで、データは殆ど“ねつ造”である。ステルス戦闘機購入と合わせると2兆円の爆買い である。自衛隊員の救急支援や施設の後方整備のほうが優先なのではないか。 ■「国家戦略特区指南問題」WGの座長が申請団体に対して申請を指南、採択後にキックバックがあったのではないかとの“疑惑”が浮上している。 ■「日米貿易交渉密約問題」先の首脳会談の折、トランプ氏が『参院選後に大きな発表がある。』と発言、日本政府は従来の確認を言っただけとしていたが、先日茂木担当相がこの発言を認めた。国民とり訳農民に不安が広がっている時、堂々と事実と日本のスタンスを説明すべきだ

 安倍政権の6年半は「隠ぺい・改ざん・虚偽」の繰り返しである。「フェイク」に慣れてしまうことの恐ろしさを目の当たりにしている。一強・長期の驕り極まれりである。「まっとうな政治」を取り戻さなければならない。

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