第198通常国会

第198通常国会が開会され、開会式に続いて政府4演説(施政方針、外交、財政、経済各演説)が行われた。安倍首相は相変わらずアベノミクスの成果を強調するのだが、勤労統計が改ざんされたウソのデータだった以上、アベノミクスの成果もデタラメだったことになる、にも関わらず相変わらずの演説は空しい。

今回の演説は、「全世代型社会保障」「成長戦略」「地方創生」「戦後日本外交の総決算」について演説した ■社会保障で強調したのは「教育無償化」しかし所得制限付きは本来のあり方ではない。 「長時間労働」慣行を断ち切ることは裁量労働の拡大に繋がるのではないか。 「勤労統計」再発防止を急ぐあまり検証が不充分「消費税」消費税をすべて還元するというのであれば上げる必要はないのではないか、軽減税率には触れなかった ■成長戦略は相も変らぬ規制制度改革と経済連携協定推進である。拡大し続ける格差拡大への配慮がない。 ■地方創生では毎度鼻につく『美しい田園風景』を言いながら生産性拡大のみである■外交の総決算では「自由貿易」を強調し過ぎることも要注意、政府もメガFTAの歯止めとしてのWTOに気が付いたようだ。 「北方領土」の条約締結を述べたが、政府の具体案を含めた覚悟は見えない「日韓」には触れなかった。

政策の土台となる統計のずさんさは目に余る。財務省の文書改ざんなど政府に対する信頼を損なうものだ。国会論戦を通じて、まずは全容解明が必須である。

<[29]施政方針のポイント、[25]行政書士会、歯科医師会、[26]常幹、白鳥事務所開き、松岡町長、NTT退職者、薬剤師会、[27]JR北労組OB会、JP北支部、士別農連、道北歌謡研、高木市議、>