加計学園答申の疑念

加計学園獣医学部の開設を、文科省の大学設置審議会が答申した。だからと言って『総理のご意向』を巡る疑念が晴れたことには全くならない。 特区における選定のプロセスの公平性・公正性が問われている のだ。未だ審議会の答申であって大臣認可ではない。

設置審の5月の意見書には、抜本的な見直しを求める「警告」が出され、7項目に及ぶ是正を求めた。8月の2度目の審査意見でも、実習計画などに「是正意見」が付いた。 今回の答申でも「留意事項」が8項目も付され ている。 ‘15年6月に閣議決定された「石破4条件」が満たされていない(■新たな分野のニーズがあるか、■既存の大学で対応できないか、■教授陣・施設が充実しているか、■獣医師の需給バランスに影響を与えないか)ことは指摘されていたにも係わらずの審査意見である。しかし政府は『加計の計画は、競合する他の大学よりも熟度が高いと判断した』と説明していることと矛盾する。

そもそも獣医学部の新設が本当に必要なのか という点についても解明されていない。 『需給』を問題にするなら、ペットはもはや減少傾向にある、総じて足りているという疑問に応えてはいない。 「新たな需要」とは何なのか『国際レベルの学部が必要』『人獣共通感染症への対応』というのなら、それは新設ではなくて臨床や家畜衛生、公衆衛生など“質の向上”ではないか。

<[6]立民執行役員会、[7]丹議長、[8]愛別町、東川・東神楽町、立民常幹、[9]北農中要請、立民政調会、[10]温根別敬老会、NOSAI要請、勤労感謝の集い、[11]士別退職者会、父母会チャリティー、>

IMG_463720171107.丹議長20171108.愛別町20171108.旭川東事業20171108.立民常幹20171109.北農中政調会20171110.立民image520171110.NOSAI要請image2image35