脱都会・脱海外依存

 新型コロナウィルスの脅威が報道されてから半年余りになる。拡大は収まるどころかここ数日は800人/日前後で推移している。仕事でも連休を利用して家族連れの旅行でもやむを得ないところはあるが、GoToトラベルで人の移動を奨励する状況にはない

 コロナウイルスは征服したいが、ワクチンの完成には尚時間を要しそうだ。こうした状況の中で我々は「ウィズコロナ」を考えなければならないのではないか。緊急事態宣言を受けて国民は自宅待機とテレワークを体験した。会社・職場は専業の生活だったが、テレワークは仕事をしながら家事もする兼業の世界だ。兼業は自律的で自由裁量の日常である、所謂“新しい生活様式”だ。輸出とインバウンドに頼っていた農業は見直されなければならない。食のみならずマスクや機械部品も国内生産の重要性が見直されている。田舎生活を提唱する人々も増えている。ちょうど1世紀前、急速な工業化と都市化の進展の中で英国では「田園都市」というコンセプトが提唱された。日本でも渋沢栄一が田園都市㈱(現東急Gpの母体)を設立。関西では阪神電鉄や阪急電鉄が、郊外開発を進めてきたのも同じコンセプトによるものだ。

 今また欧州では「グリーンリカバリー」ということが云われ始まっています。経済復興策には単に雇用維持・創出といった視点のみならず、環境・生物多様性・食糧・水を持続可能な社会形成の要素に加えるべきだという考えだ。

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