「格差」か「共生」か

TPPの議論が始まったが、交渉内容メモの提出に応じた政府が出してきたのは、項目の一部を除いて全部“真っ黒”な14頁に亘るメモ。これで一体何を議論しろというのか、「情報は速やかに国会に提出する」という衆参委員会決議を何と考えているのか、全く誠意が感じられない。

合わせて出てきたのが「年金運用」である。株への運用を国会決議不要なのを良いことに、12.5%から25%に拡大し今期だけでも5兆円(年間21兆円)もの損失を出したのではないかと言われている。年金は国民から預かったお金である、リスクの高い運用は問題だ。 “教育・労働・男女”の格差が止まらない。政府は慌てて「教育支援金」の改善や、「同一労働同一賃金」や「保育士待遇改善」の検討に入った。選挙を前にした付け焼きで実現への意欲には疑問が残る。

明日いよいよ衆議院道5区の補選が始まる。「エリート・経済優先・自衛隊派遣容認」を選ぶのか、ソーシャルワーカーとして「普通の人の幸せ」を求めてきた人を選ぶのか、日本の分水嶺の闘いである。

<[10]池田千歳集会、[9]鉢呂街演、>

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