危機管理

私たちの地域も豪雨被害を被ったが広島の「豪雨被害」や「原発対処」あるいは「集団的自衛権」等々危機管理に関する出来事が相次いでいる。しかし「危機管理」とは一体何なのか真剣に考える必要があるのではないか。

今論議されているのは「危機対処」(クライシスマネジメント)であって「危機管理」(リスクマネジメント)ではないのではないか。そもそも、あらゆる可能性を予測してそれを回避するための施策を講じるリスクマネジメントなど不可能なのだから、発生した危機に如何に対応するかクライシスマネジメントを高めるべきだという考え方もあろうかとは思うが、しかし、事前に危機予測を共有し皆(国民・組織)が危機に対する心構えをすることが必要なのではないだろうか。

自衛の最大の危機管理は情報共有(見える化)であり外交である。集団的自衛権行使は危機対処そのものであり、事後処理ではなく事前回避こそが必要なのだ。