分配による成長

私は「時代の分水嶺に立たされている」と、繰り返し主張しているが、その行方を占う参院選挙が、6月22日公示・7月10日投開票と決定した。

分岐点のテーマは「格差」と「平和」です。安倍首相は『アベノミクスは成功しているが、経済が悪いので消費税は先送りする。』と、全く矛盾だらけの論理を展開している。 お金持ちを大金持ちにしても“ふつうの人”の暮らしは良くならなかった。(トリクルダウンは起きない) 必要なことは「分配」による「成長」なのだ。具体には、 ■「人への投資」 (教育負担軽減、給付型奨学金、職業訓練) ■「働き方革命」 (最賃時給1000円以上、派遣見直し、同一価値労働同一賃金、長時間労働規制) ■「新しい成長」 (グリーンライフ支援、中小企業の社会保険料軽減、第三者保証禁止、観光促進) ■「地方再生」 (戸別所得補償、6次化、地方公共交通確保)である。 現政権の「一億総括役プラン」は民進党の主張のパクリ(小振りにした)であり、しかも我々の提案を今まで反対してきたものである。(・介護職員給与引き上げ否決、・給付型奨学金創設に反対、・保育し給与引上げ・長時間労働規制法案審議拒否、・同一労働同一賃金推進法改悪) ■「安保法制」は曖昧な基準で集団的自衛権の行使を容認するもので、今我が国周辺で起きていることを見ても「個別自衛権」で自国を守ることは可能なのだ。(領域警備法やPKO法の改正を提案) 

 チャーチルは『次の選挙を考えるのは“政治屋”(politician)、次の社会を考えるのは“政治家”(statesman)』と言っている。 「誰もが排除されることなく共に支え、支えられる共生社会」が、“新しい成長”なのだ!

<[6]全道庁70周年、[8]鉢呂事務所開き、「アベノミクスのウソ」>

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