神宮外苑再開発

 神宮外苑の再開発計画について、東京新聞が取り上げ問題提起を続けている。明治神宮外苑は議員当時の青山宿舎からも比較的近く、散歩していても緑が豊かで当に都会のオアシスである。

 その神宮外苑の再開発が計画されており、新設された国立競技場の他、神宮球場秩父宮ラグビー場が移設する計画、更に一部風致地区を除外して高層ビルの計画もあるというのだ。明治神宮は初詣の参拝者が日本一多いところだが、外苑は国や自治体が公金で運営する一般的な公園ではなく、維持・管理費は明治神宮の他地権者が担っている為こうした事態を招いている。開発地域には1,381本の樹木があり内971本が伐採される、樹齢百年の大木も含まれるという。

 首都圏ではこの40年間に緑地面積が約22%減少しているという。都もようやく環境影響評価に伴う都民の意見を聴く会を開催、又文化財保護の提言を行うイコモスは隣接地域での建て替えや車道を歩行者専用道路にするなどして、伐採樹木を病害虫被害の激しい2本にし移設も42本に止めることを提言した。そもそも“SDGs”はどうしたと言いたい!

<[5/5]鯉のぼり、桜・辛夷、[7]春耕し、[11]ライオンズ、[資料]神宮外苑再開発計画(5/18・16東京新聞)>