プーチンの戦争
プーチンのウクライナにおける虐殺行為がエスカレートしている。保坂正康氏が連載中の「日本史縦横無尽」で3月10日からソ連について連載している。ソ連工作員から大統領に上り詰めたプーチンのソ連復活への執念が史実と共に記載されている。特に3月31日からのシベリア連行は、父からシベリア抑留の話を聞かされてきた私には感慨深い。
この機に乗じて右翼的な輩には「緊急事態条項」の強化を求めようとする動きが活発化している。安倍晋三は『日本も少しは独自の打撃力を持つべきだ』『打撃力は、基地に限定する必要はなく、向こうの中枢を攻撃するということも含むべきだ』などと同志を煽って「核の共有論」や「敵基地攻撃」にまで言及している。更に陸上自衛隊は記者向け勉強会で「予想される新たな戦いの様相」として“反戦デモ”を例示したという。(公文書は誤って廃棄したと言っている)正当な権利であるデモを制圧対象にすること自体が問題だ。(19年参院選で北海道警がヤジを排除)治安維持は本来、警察の役目だ。この発想は「先制攻撃論」であり、プーチンの行動を批判することは出来ない。
今年の「外交青書」は20年振りに、北方領土について「固有の領土」「不法占拠」の記述が復活した。私も何度も復帰大会に参加してきた者としてヤットとの思いだ。が、孫崎享氏によるとヤルタ協定(1945.2)ポツダム宣言(1945.7)サンフランシスコ平和条約(1951)を今一度しっかりと読み砕くべきと警鐘している。
<[6]ライオンズ例会、[資料]安全保障戦略の議論(3/21日経)、緊急事態認識(4/6日経)、難民と避難民(4/6読売)、近代日本史(3/10~ゲンダイ)、>