鳥獣被害の拡大

 昨年北海道はヒグマ(北海道の熊)の被害に脅かされた。農業被害はじめ山菜取りでの被害、市街地にも出没し始めている。北海道で一番農業被害の多いのはシカ(エゾシカ)だが、近年はアライグマの被害も急増している、“アライグマラスカル”の人気もあってペットとして飼われたものが放置され、繁殖力も旺盛で急増している。(気性は大変荒い)

 「鳥獣被害防止特措法」の制定と改訂による“実施隊”の設置等により多少減少傾向にはあるが、依然2000億円程度で推移している。私も2007年改定以来取り組んできたが、広域での取り組み(鳥獣に村境はない)、実施隊の待遇、■副産物の利用拡大、等課題はまだまだある。

 ようやく取り組みが本格化してきているが、被害を食い止めるには「捕獲:保護」の一面的な議論を脱却し「生息調査」を実施し「適正管理」の仕組み(基準)をつくらなければならない。砂川市で起きた不幸な事態をなくすために「実施隊」の議論も深める必要がある。

<[2/25→3/11]川西神社、[11]融雪剤、[11]サフォーク会員の集い、[資料]鳥獣被害対策PT、(12/26道新)ヒグマ被害、(3/20道新)エゾシカ被害、(3/7読売)アライグマ被害、(12/18道新)猟銃裁判、(農水省)鳥獣被害の推移、>