北海道のコメ

 先月選挙戦最中の25日、麻生副総裁が北海道に応援演説に入った時の事である。札幌で『地球温暖化は悪い事ばかりじゃない。温暖化したおかげで北海道のコメがうまくなった。』更に『昔は“やっかい道米”と言われ、あまりうまくないコメだった。』と述べたと言うのだ。更に更に、小樽市では『農家のおかげ、農協の力か。違います。温度が上がったからだ。』とも述べたというのだ。

何という認識なのか。イギリスで執われている、国連気候変動枠組み条約会議「COP26」でも地球温暖化が国際的な課題となっている最中に温暖化を歓迎するような発言は非常識極まりない。 加えて、「ゆめぴりか」を“コチピリカ”と言い間違える始末、「ゆめぴりか」は上育453号と言い北海道上川農試で453回も育成を繰り返した結果、我が国を代表するコメとして“特Aランク”の評価を得ているの。それは農家の皆さんが丁寧に生産し農協が厳選を繰り返した結果なのである。

本年のコメの作況は101北海道は108の良と発表見込みである。これも温暖化だというのか、この呆れた発言に対して、JA大会でコメ需給対策を決議したJAは何故抗議しないのか!?。農業や地方に対するこんな認識を修正させなければならない。希望の持てる農政の進展を勝ち取ろうではないか。

<[資料]コメ作況(11/10農新)、温暖化ガス(11/13毎日)、コロナ新レベル(11/09道新)、変わる定年(11/14毎日)、>