分断から協調へ

 アメリカ大統領選挙は、投票から10日余り経過をしてようやく全50州の勝敗が判明した。バイデン306:トランプ232という結果である。トランプの敗北宣言は未だないが、バイデン体制は着々と進行している。バイデンは『分断から協調へ』を訴え、アメリカの国内の結束と世界との協調を強く宣言している。

 トランプの4年間は“アメリカンファースト”を掲げ自国の利益を最優先する政策を実行してきた。メキシコとの国境に壁を作り、外交を損得で進め、コロナを無視し、人種差別を助長するような発言を繰り返してきた。政治にとって最も大切な人命と人権が軽んじられる風潮は世界中に拡散しているのではないか。中国の独裁の強化は、香港に国安法(国家安全維持法)を強制し立法会の4人の議員の資格を剥奪した。『香港に全面的な自治はなく、行政、立法、司法権は中国政府から与えられたもの』と言い放っている。

 対岸の火事ではない、我が国の「共謀罪」も運用(適用拡大)によっては、戦前と同じような事態を招きかねない。日本も分断による求心力や一部の人々による経済成長を目ざしてきたのではないか。「協調、共生」にこそ政治の本筋がある。

<[9]領土返還集会、[10]農水部会、道道路関係要請、[11]農水部会、[12]農水委員会、[13]党基本政策、[資料]道内感染拡大、ステージ基準(11/8道新)、>