新自由主義首相

 菅新首相の新自由主義には官房長官時代からの人脈にあるといわれている。16~23日に面会したのは、新政権の目玉政策である「デジタル改革」で村井慶大教授、 「不妊治療」で杉山産婦人科理事長、 「コロナ対策」で岡部川崎市健康安全研究所長と竹森慶大教授、 「規制改革」で竹中慶大名誉教授と金丸フューチャー会長と新浪サントリーHD社長等々である、経済関係者が圧倒的だ。アベ改革を支えた人ばかりだが、官房長官として築いてきた人脈でもある。

 新自由主義自立・自助、規制緩和、市場原理主義を追求する思想だ。菅氏はその中でも「現世利益追求型」と呼ばれるグループらしい。携帯料金や農協に「競争」を持込み、農産品輸出やGoToトラベルに「便益」を提供し、外国人労働者受入れで「現実対応」の政策に踏み込んだ。それを実現する手法は、官僚から上がってくるのとは違う情報(民間人脈)の入手と、官僚を人事によって動かすことだ。

 菅氏は安倍内閣でインバウンドアドバイザーをしていた小西美術工芸社のデービッド・アトキンソン社長の影響を受けているといわれているが、 中小企業や地方銀行の再編(競争)は彼の提案によるものらしい。現世(目前の)利益追求型(競争・便益・現実主義)は、思想や理想が不明確で国の姿が曖昧になる危険を孕んでいる。

<[26]新立憲道連設立、拓士会、[27]西川PG、ガーデンオータム、6区常幹、[18]稲刈り、[24]イモ堀り、今年の100人(米タイムス)、[資料]スガ面会(23:道新)GoTo人出(24:毎日)>