分断・隠蔽・忖度

 安倍首相が退陣を表明した。体調が悪いということなので、先ずは休養して体調を回復してもらいたい。様々な課題を残した7年8ヵ月の長期政権でもあった。ひとことで表現すれば、 「分断」と「隠蔽」と「忖度」の政権であったといわざるを得ない。国民の信頼を取り戻すためにもアベ政権の検証が必要だ

 【経済】 『世界で一番企業活動のし易い国にする』といって『アベノミクス/三本の矢』を打ち出した。アベ政権の経済政策は「市場偏重」の政策で、生活の格差(中間層の崩壊)と地方の格差が拡大した。 【民主主義】 『戦後レジームからの脱却』は戦前レジームへの回帰であり、戦争のできる国への執着(安保法制、憲法改訂)であった。 【外交】 『地球儀を俯瞰する外交』は俯瞰しただけだったのではないか、拉致問題・北方領土は何も成果を出せなかった。日韓・日中の関係はむしろ悪化している。日米は追随から脱却できたとは思えない。 【疑惑】森友・加計学園、桜を見る会、検察人事に対しては何も答えず「隠蔽・改竄・捏造」の疑惑は広がった(巻き散らかした)ままだ。 【分断】 『あの悪夢の民主党政権』『こんな人たちに負けない』など、言葉汚く罵る姿はリーダーとして情けない。

 アベ一強を許してきたのには野党にも責任がある。多少の違いを乗り越え、政権交代を担え得る「大きな塊」となって立憲主義を実現しならなければならない。野党力を合わせて国民の期待に応えよう

<[25]役員会、[26]静岡県連幹事会、[27]道農連要請、航空連合要請、[28]道農連要請、[29]女性議員ネット設立、道北政治フォーラム、土曜街宣、[30]6区市民の会、[資料]アベ政権の検証(8/29日経、道新、朝日)、>