豚コレラ・受精卵持出し

 

衆議院は予算案が通過して3月になると、各委員会の質疑が本格化してくる。アイヌ新法(内閣・国交委員会)、森林環境譲与税(総務委)、子ども子育て支援・授業料無料化(文科委/内閣委)等々重要案件も山積している。

農水委員会では今「豚コレラ」対策に追われている。 “初動”が甘かったのではないかと思われる。8月初旬から症状がみられながら県への報告は9/9と、ほぼ1カ月も遅れてしまった。しかも当然記録されているべき毎日の豚数増減や、県の畜産研究所・家保の診断にも時間を要した。更には農研機構への連絡遅れ。異変が続く中子豚の出荷など、豚コレラは家畜伝染病予防法の指定疾病であるとの意識は徹底していたのか。また、野生イノシシへの経口ワクチン投与が検討されているが、26年前の発生から撲滅対策を重ね衛生管理の「高位平準」を作り上げた血の滲む努力を無駄にしてはならない。

似て非なる事案が発生した。和牛の精液・受精卵が日本の検査をすり抜けて、中国の入国管理で発見されたというのだ。こちらにも“初動”の甘さがみられる。和牛は日本の「知的財産」だ、GATTでの約束があるというが、研究と商品の区分けは国際的にも明確にすべき時ではないか

<[14]農水委質問、[12]農水部会、[15]連合比布、[16]土曜街宣、江川予定者後援会発会、佐久間貢献賞、[18]全道農民集会、ビート糖フェア、>