ポピュリズムの台頭

TPP問題は4日の特別委員会での採決強行に引き続いて、10日遂に、衆議院本会議において強行採決が行われ、衆議院を通過することとなってしまった。 しかも9日にはアメリカの大統領選挙において『TPPはアメリカにとって経済効果もなく、雇用が減退するので、撤退する。』といっているトランプ氏が決定した翌日のこの暴挙は、不可解であり断じて許されない。

アメリカ大統領選でのトランプ当選は驚きだが、EUでの英国離脱にも驚かされた。 米大統領選では「サンダース・トランプ人気」が広がっていた。 こうした現象を「ポピュリズム」と評されるが、京大の柴山准教授が興味深い分析を(11/13道新)している。ポピュリズムは「大衆迎合主義」と訳され、これまで経済的理由として使われてきたが、自由貿易の“勝ち組”と“負け組”の格差だけでは説明できない。 ポピュリズムを生み出しているのは「脱物質主義」の価値観だというの考えだ。(ミシガン大・イングルハート教授)人々の価値観が経済から文化へとシフトしたのだ。これには右派と左派があり、右派は家族や宗教、民族的なまとまりを重視。左派は環境や人権、民主主義を重視。 反移民を強調する右派のポピュリズムや、グローバリゼーションによる環境破壊や人権侵害を批判する左派のポピュリズムが台頭するのはこのような背景による。

欧米でのポピュリズムが台頭しているのは「脱物質主義」への価値観への移行がいち早く進んでいるからであり、日本では未だ物質的価値観(アベノミクス)が支配的なので、このポピュリズムの動きに鈍感になってはならない、グローバル経済ポピュリズム文化を深く考えなければならない。

<[7]全国消防協、[9]道農連、[10]全国町村議長会、全中連設立、政策アップグレード、[11~14]TPP緊急街宣、[12]士別農民大学同期会、天塩川塾、[13]6区常幹、6区合同選対発足、[14]全道庁家族会、>

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