暴挙に次ぐ暴挙

第192国会は、9/26に召集され2度の延長の末12/15実質閉会した。今国会81日の間に、我が国の将来を変えてしまうかもしれない重要案件が3つも“強行採決”されてしまった。

第1は「TPP関連法」市場アクセス、食の安全(原産国表示、GM、食品安全基準等)、医薬制度、著作権など多くの課題が浮き彫り になった。しかも特別委員会は4日採決の強行、米国の大統領選前の採決を目論んだが、衆院本会議はトランプ氏が次期大統領に決定した翌日の10日に強行採決。第2は「年金カット法」将来年金維持を理由に、従来の物価スライドに加えて労賃を算定要素に加えるという改定は、 『最低限の生活を支える』という年金の趣旨を超える ものだ。 第3は「IR法」所謂“カジノ法”だ、カジノは賭博であり日本では禁止されている。その賭博が“統合リゾート”になると何故合法なのか、無茶苦茶な法案だ。パチンコは“遊戯”として換金を禁止して認められている。競馬・競輪・競艇などは公営ギャンブルとして厳格に目的と収益が限定されている。

何故、これらの悪質な法案を強行採決したのか、安倍総理はTPPに関して『成長戦略の切り札』と言って交渉にのめりこんでいった。カジノを『成長戦略の目玉』と言って、自ら推進議連に名を連ねた。アベノミクス・成長戦略が、何ら成果を上げていない焦り と思われる。成長のためには、格差もギャンブルも構わない というのは“暴挙の極み”である。しっかり対峙しなければ日本はとんでもない方向に向かいつつある。

<[14]酪畜要請、[15]旭川退職者会、[17]札幌街宣、[18]難病連Xmas、ふるさとの集いin富良野、[19~20]沖縄視察、>

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