TPPのギモン

TPP特別委員会の審議は佳境というより「強行採決」含み の緊張の日々が続いている。担当農水大臣の強行採決発言は辞任を求めて野党が退席する中で謝罪を強行したのだ。そして参考人質疑は与党のみで行われるという参考にならない参考人質疑が強行された。

そうは言いながらも審議は進んで、ようやく逐条的な審査に入ってきている。 ■「関税(物品アクセス)」は9018品目中8575品目(95%)撤廃、 「重要品目」さえ(586品目中174品目)守られなかった ことをはじめ、30章の殆どを占めるルール分野に置いては、 ■「食品安全」や「遺伝子組み換え」に於いては、 利害関係者が意適合性評価作成に参加できることが保障されていたり、科学的証拠を立証しなければならない(EUは予防規制)コトが盛り込まれている。 ■「医薬品」や「著作権」では特許保護機関が延長され、非親告罪化も盛り込まれている。 ■「労働」の規制は甘く実質規制緩和になっている。(日本は派遣法や残業代ゼロなど先取り) 特別委員会では8本に上る法案改定が提出されている。

自由貿易の名の下に、大国や投資家の為の貿易協定以外の何ものでもない。これを政府は「国益」と言い張っているのである。

<[26]TPP公聴会、報告集会、[28]TPP特委質問、29]道連常幹、フード連合、NOSAI要請、>

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