ヴァイマル憲法

1919年ドイツ共和国(ヴァイマル共和国)で制定された憲法。ヒトラーによる独裁体制を裏付ける憲法のイメージがあるが、当時世界で最も民主主義的といわれた憲法なのだ。

この憲法のポイントは、共和制と主権在民、男女平等の普通選挙。議員内閣制。連邦制をとるが、中央政府に直接税を移す。■大統領の任期は7年、直接選挙による選出、大きな権限 (公共の安全及び秩序に著しい障害が生じ、又はその恐れがある時は、ライヒ(ドイツ共和国)大統領は、公共の安全及び秩序を回復させるために必要な措置を執ることができ、必要な場合には、武装兵力を介入することができる。/この目的の為に、大統領は一時的に基本権の全部または一部を停止することができる。) 所有権は保護されるが、公共の福祉の為にはそれが制限される。経済活動の自由の規定と共に、労働者の団結権、団体交渉権を認める。等々である。

しかしヴァイマル(ワイマール)憲法は、比例代表制による小党分立による混乱と、ナチスの台頭を許した。このことが大統領緊急命令権乱発となり、1933年首相に任命されたヒトラーの独裁体制を許す こととなるのである。

アベ首相はヴァイマル憲法の「大統領緊急命令権」を例に、憲法改定に「緊急事態条項」(被災県の自治体は不要といっている)の導入を目論んでいる。 そのヒトラー独裁政権を支えたゲッペルス宣伝相は『嘘も百回繰り返せば真実になる』『小さな嘘より大きな嘘に大衆は騙される』といったといわれている。我々は、『戦争は、始めたい時に始められるが、止めたい時は止められない』(マキアヴェリ/イタリア)、 『良い戦争、悪い平和などあったためしがない』(フランクリン/イギリス)、 『人類は戦争に終止符を打たなければならない。それでなければ戦争が人類に終止符を打つことになろう。』 (ケネディ/アメリカ)を、肝に銘じなければならない。

<[21]民進党道6区結党大会、旭川市退職者会、鉢呂街演、>

ささき ガンバロー

会場 ささき-2

買物公園 緑町