怒濤の2015

今年も残り4日余り、復帰した国会は様相を一変していた。強行採決が繰り返され(安保法制・派遣労働法・農協法等々)与野党協議による“修正採決”という姿は殆ど見られなくなった。「一強多弱」の結果ともいえるが、むしろ「安倍晋三の思想」に恐ろしさを感じる。

ノーベル賞で今年も日本人2人が授章した。言うまでもなくノーベル賞はダイナマイトを発明したノーベルが遺贈した基金から授与される賞で、ノーベルの命日(12月10日)を記して行われる。日本人では1949年の湯川秀樹から始まって24人が授章している。しかし今、大学では「研究成果」に重点が置かれ「基礎研究」が軽視されている。今年の授章者が「この研究がすぐに役立つものではないが、人類の知の地平線を拡大するようなもの」と言うように長い年月がかかるものであり、すぐに結果を求める今日の研究の在り方に危惧をもつ。思想学や人文科学軽視の風潮にも危惧をもつ。特に、内田樹の護憲・格差・学力・環境の提言を注視すべきだ。

安倍政治の思想の怖さは「安保法制論議」で見せた、「立憲主義」(憲法に定める、人権・主権・平和に権力者は従う)違反(国民の大多数が反対している)、「憲法」(集団的自衛権を認めていない)無視(一内閣の解釈による変更)、「民主主義」(手続き、熟議)蔑ろ(審議時間制限、強行採決)の思想と、「成長戦略・経済政策」の「格差」容認の姿勢だ。年金の株への(25%)運用、非正規雇用(40%超え)など貧富の拡大、円安とTPPによる地域格差の拡大などだ。冨山和彦『トリクルダウンは起きない』ピケティ『資産の収益率(r)が所得の伸び(g)を上回り、格差が拡大する』との提言に耳を傾けるべきである。

<[21]中富農連、德永後援会、[22]後援会拡大役員会、[23]手を繋ぐ会Xmas、[25]道議会要請、土地改良区上川、TPP説明、[26]連帯餅つき、街宣、> 

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DSC_1522~2DSC_247620151225.道議会要請20151225.土改上川地区20151225.TPP影響評価DSC_2547DSC_1573~3