マイナンバー法

20150520.個人情報-4所属する内閣委員会で、「個人識別番号利用法(マイナンバー法)」と「個人情報保護法」が審議され、22日衆議院を通過した。

私も質問に立たせて頂いたが、「番号利用法」は昨年成立しているにも関わらず、施行される前に、利用範囲を広げ・国際基準にも通用する法改正となった。確かにITの世界は日々進化し実態に追いて行かねばならないのだが、行政のメリットは想像できるものの、事業者や個人にとって『どう生活が便利になるのか』というイメージがわかないというのが一般の受け止めではないだろうか。取り分け小規模・個人事業者にとってメリットは極めて小さいといわなければならない。更に、金融や資産あるいは医療との連携などまだまだ課題は多い。

この法律で“利用”のメリットが強調されているが、もっと大切なのは「個人情報の保護」である。保護の目的からして『新たな産業の創出、活力ある経済社会で豊かな国民生活を実現する』では、 誰から、何を守るのかが明確でない。トレーサビリティ・個人情報の範囲、匿名加工情報の規定など課題は多い。これらを情報保護委員会で管理するというのだが、広範な業務と日々の進化とグローバル化にしっかり対応できるようこれからもチェックが必要だ。情報は共有することに価値があるのだ。

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20150519.JA青年部20150521.道農連-TPP220150520.個人情報-3士別-5キャラバン-ささき20150524.療育園