健康寿命

敬老の日は1947年兵庫県多可郡野間谷村(現、多可町八千代地区)が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と提唱した「としよりの日」が始まり。1965年に祝日として制定された。

総務省の発表によると、日本の65歳以上の高齢者人口は昨年比111万人(0.9ポイント)増の25.9%となり1/4を超えた。75歳以上は31万人増の12.5%となり1/8となった。厚労省発表の平均寿命は初めて80歳を超え80.21歳となった。女性は86.61歳で2年連続世界一、男性は初めて80歳代となり80.21歳で世界第4位(昨年5位)となった。更に100歳以上の高齢者は5万8820人で44年連続最多更新である。

こうしたデーターの他に「健康寿命」というのがある、介護を必要とせず自立して生活できる年数のことだ。男性70.42歳、女性73.62歳ということなので、平均寿命とは10歳程度の差がある。この期間を出来る限り短縮することが望ましいのだが、平均寿命の延びが健康寿命の延びを上回るため拡大する傾向にある。元気な高齢者を増加することと、健康を損ねた人々の対策の両面が必要なのだ。